隅田川花火大会2025：混雑回避！地元民が教える穴場＆予約席ガイド

東向島・業平エリアの穴場スポット

曳舟川親水公園：ゆったりベンチ席で水辺の花火

曳舟川親水公園は、押上駅から徒歩圏内にあり、地元民に親しまれている静かな公園です。隅田川の本流からは少し離れていますが、高層ビルなどの遮蔽物が少なく、花火が比較的よく見える穴場です。公園内には木陰のベンチが多数あり、早めに場所取りをすれば快適に鑑賞可能です。トイレも整備されており、ファミリーにもおすすめです。

また、周辺は住宅街で人通りも多くないため、メイン会場周辺のような混雑はありません。ただし、近隣住民の迷惑にならないようマナーを守ることが大切です。飲み物や軽食を持参して、ピクニック気分で花火を楽しむのも良いでしょう。

隅田川テラス北十間川沿い：高架下の涼しい涼感ゾーン

東京スカイツリーの東側に位置する北十間川沿いの隅田川テラスは、スカイツリーと花火を同時に楽しめる、隠れた名所です。都営浅草線の押上駅や京成線の曳舟駅からのアクセスも良好で、歩道が広く人の流れがスムーズです。

特に、京成押上線の高架下付近は夕方以降でも比較的空いており、橋の欄干越しに花火を眺めることができます。気温が高い日でも川風が通り抜け、夏でも涼しく快適に過ごせます。ただし、見える範囲はやや限られるため、大迫力を求める人にはやや物足りないかもしれません。

京成押上線高架下：密集ピークを避ける穴場通路

京成押上線が走る押上駅周辺の高架下スペースも、花火の「見逃しスポット」として知られています。人混みが避けられる上、駅チカで交通アクセスが抜群なため、仕事帰りにも立ち寄りやすいポイントです。

このエリアは座って観覧できる場所が限られているものの、短時間でさっと花火を見たい人には理想的。橋の隙間から打ち上げ花火が綺麗に見える場所もあります。周辺にはコンビニやカフェもあるため、食料やドリンクの調達もスムーズです。

カフェ・ムルソー（吾妻橋そば）：予約制で安心観覧

浅草駅から徒歩5分、隅田川沿いにある「カフェ・ムルソー」は、花火大会の隠れた人気鑑賞スポットです。テラス席からは隅田川を挟んで真向かいの打ち上げ地点が見え、迫力ある花火が楽しめます。

毎年、花火大会の日は特別営業となり、テラス席は完全予約制。料金はやや高めですが、料理付きのプランで落ち着いた環境の中で観覧できます。例年、数週間前から予約開始となるため、早めのチェックが必要です。

小規模貸しボート場：水上で間近に見る特等席

隅田川沿いには、貸しボートや小型の屋形船を貸切できる業者もあり、事前に予約すれば水上から花火を観覧することが可能です。例えば、「屋形船釣新（つりしん）」などは、蔵前エリアから出航し、料理と花火を同時に楽しめるプランを用意しています。

料金は1人1万円台からと少し高めですが、混雑を避けてプライベートな空間で花火を堪能できるため、カップルや家族連れに人気です。また、ボートによってはトイレや冷房も完備しており、快適さも抜群。気軽な花火観覧とは一線を画す、贅沢な体験ができます。

向島・墨田川沿い高台スポット

向島百花園の小高い丘：緑に囲まれた静かな観覧地

向島百花園は、都立の静かな植物園で、園内の小高い丘からは隅田川の一部が見渡せるスポットです。混雑の多い川沿いからはやや離れているため、落ち着いて自然を感じながら花火を楽しみたい人におすすめです。

通常は夕方に閉園しますが、特別開園や事前予約制のイベントなどが実施される場合もあるため、最新情報は公式サイトで確認を。周辺は住宅街で、夜間の騒音を避けるよう静かに過ごすのがマナーです。地元民にはピクニックスポットとしても人気があり、早めに訪れて場所を確保するとよいでしょう。

墨堤通り沿いの緑道：木陰からスタイリッシュに鑑賞

墨堤通り沿いには、隅田川と並行する形で伸びる緑豊かな遊歩道があり、視界が開けている場所では花火が見えるスポットが点在しています。場所によってはスカイツリーを背景に花火が見られるため、写真撮影にも適しています。

また、墨堤通りは比較的人通りがスムーズに流れる構造のため、歩きながら花火を眺めたり、木陰に座ってゆっくり過ごすことも可能。ベンチがあるポイントも多いため、足を休めながらの鑑賞にぴったりです。夕涼みがてらの散歩コースとしても人気です。

隅田公園南緑道：地元民が集う混雑少なめゾーン

隅田公園の南側エリアは、観光客が多く訪れる浅草側に比べて静かで、地元民が中心に利用する場所です。公園内は広く、ゆったりしたスペースが確保できるため、レジャーシートを広げて家族で楽しむのにぴったりです。

打ち上げ場所の少し南に位置するため、花火の全景はやや遠くなりますが、その分音や光が程よく、落ち着いて鑑賞できます。トイレや自販機も点在しており、利便性も高いのが魅力。周辺には屋台も出ることがあるため、ちょっとしたお祭り気分も楽しめます。

押上「天空ラウンジ TOP of TREE」：開放感抜群の予約席

東京ソラマチの31階にある「天空ラウンジ TOP of TREE」は、押上駅直結の好立地にあり、スカイツリーの真横から隅田川の花火を見下ろすという特別な体験ができます。毎年、花火大会当日は特別コース料理＋ドリンク付きの完全予約制となります。

高層階からの眺望は圧巻で、花火と夜景を同時に楽しめる贅沢な空間が人気です。予約は数カ月前からスタートし、即完売することもあるため、こまめなチェックが必要です。デートや記念日、特別な思い出作りに最適なスポットです。

東武鉄道高架下スペース：立ち見混雑回避ルート

東武鉄道の高架下エリアは、意外と見落とされがちな鑑賞ポイントです。隅田川の上流に位置しており、打ち上げ会場からの距離がある分、密集を避けやすくなっています。特に、とうきょうスカイツリー駅周辺の高架下歩道は、視界が開けており花火がきれいに見える場所もあります。

このエリアは椅子やレジャーシートを広げるスペースは少ないですが、徒歩で移動しながら鑑賞するにはぴったりです。また、電車の利用も非常に便利で、終了後の混雑を避けたい人にもおすすめです。

浅草エリアのユニーク穴場

浅草寺裏参道の広場：観光客少なめのセカンドライン

浅草寺の裏参道側、五重塔の裏手にあたるエリアは、観光客の流れが正面口ほど多くなく、地元民や通の間で知られた穴場です。特に花火大会の夜には、メイン通りの仲見世通りや雷門前が非常に混雑する一方で、裏参道は比較的落ち着いています。

花火の打ち上げ会場からはやや距離がありますが、建物の合間から上空に上がる花火を見ることが可能です。また、浅草寺境内でのんびり過ごす人も多く、混雑によるストレスが少ないのが魅力です。大きな音を間近で聞くのが苦手な方にも適しています。

隅田公園西口付近：始発ダッシュに勝つ早朝戦略

隅田公園の西口（台東区側）は、有名な観覧スポットであると同時に、早朝からの場所取り戦争が繰り広げられるエリアでもあります。しかし、そこから少し北側に移動することで、比較的人が少なく、視界も開けた場所を見つけることが可能です。

地元の人は始発電車で訪れてレジャーシートを広げ、木陰で1日をのんびり過ごすというスタイルをとることも。近くにトイレや自販機があるので、長時間の滞在も快適です。午前中に到着すれば、そこそこのポジションを確保できるでしょう。

ASAGE CAFE（蔵前）：隅田川沿いの予約カフェ

隅田川の蔵前側にある「ASAGE CAFE」は、おしゃれなインテリアと隅田川ビューで知られるカフェです。川沿いのテラス席や窓側席からは、運が良ければ花火が見えることも。花火大会当日は混雑するため、予約を受け付けていれば早めに申し込むのがコツです。

料理は季節の食材を使った軽食やドリンクが中心で、落ち着いた雰囲気の中で夏の夜を楽しむことができます。店内にはWi-Fiや電源もあり、日中は作業スペースとして利用する人も。静かに花火を楽しみたい人にはぴったりの空間です。

浅草ビューホテルの屋上バー：ラグジュアリーな鑑賞体験

浅草ビューホテルは、浅草エリアで最も高い建物のひとつで、上層階や屋上からは隅田川の花火を一望できます。毎年、花火大会当日は屋上の「スカイグリルブッフェ 武藏」などで、特別営業の花火観覧付きディナーコースを実施しています。

このプランは非常に人気があり、予約開始後すぐに満席になることも。高級ホテルならではのサービスと料理を楽しみながら、冷房完備の空間で花火を鑑賞できるのは至福のひととき。記念日や家族での思い出作りにも最適です。

バックヤード通り（花川戸）壁沿い：地元民密かに使う立ち見覚悟のスポット

浅草駅から少し北上した花川戸エリアには、地元民しかあまり通らないような小道や通用路がいくつかあります。こうした裏通りは建物の合間から花火が見える場所があり、立ち見にはなりますが人混みを避けたい人に人気です。

特に雷門通りと隅田川の間にある細い道路沿いは、木々の隙間や建物の角から花火がちらりと見える“限定鑑賞ポイント”。音も届くため、臨場感はしっかりと感じられます。混雑で歩き疲れたときの“避難ポイント”としても覚えておくと便利です。

対岸の台東区・中央区スポット

桜橋そばのビュースポット：人混みを避けられる立地

隅田川にかかる桜橋は、北十間川と隅田川が合流するあたりに位置する、ユニークな「X型」の歩行者専用橋です。この橋の両岸、特に台東区側の川辺は、メイン会場からは距離がありますが、花火の全体像が広く見渡せるスポットです。

混雑が少なめで場所取りがしやすいため、家族連れやカップルに人気。川辺にはベンチやトイレもあり、利便性も高いです。夕方には川風が心地よく、早めに到着して夕涼みをしながらの観覧が楽しめます。

中央大橋横の無料階段席：穴場感のある眼下眺望

中央区側にある中央大橋のたもとには、隅田川テラスに繋がる広い階段状のスペースがあります。この場所は花火会場から少し離れていますが、川面を渡ってくる音と光の反射がとても美しく、静かな雰囲気の中で花火を楽しめる穴場です。

見通しも良く、手すりにもたれながら観覧することが可能で、撮影スポットとしても人気。周辺にはコンビニや飲食店も点在しており、アクセス面でも安心です。混雑を避けて快適に過ごしたい人におすすめです。

月島もんじゃストリート：もんじゃ屋併設予約席＋花火

月島の「もんじゃストリート」は、地元の食文化を感じながら花火も楽しめる、一石二鳥のスポットです。店舗によっては隅田川側に面した2階席やテラス席を持っているところもあり、花火大会当日は特別予約プランを提供している店も。

例えば、「おしお 和（なごみ）」や「月島もへじ」などは、花火の日のディナー予約が可能な人気店です。料理と観覧を同時に楽しめるため、食事をしながらのんびり花火を見たい人には最適です。ただし早めの予約が必須です。

勝鬨橋下テラス：混雑予測と早め行動法

勝鬨橋の下には広いテラススペースがあり、夕方以降は地元住民や観光客が集まって花火を楽しむ場所として知られています。橋のアーチが額縁のようになって、花火をより美しく見せると評判です。

ただし、ここはSNSなどで話題になることもあり、近年は人出が増加傾向。早めの行動が必須で、少なくとも16時ごろまでには現地入りしたいところです。テーブルやイスの持ち込みはできない場所が多いので、折りたたみ椅子やレジャーシートを活用しましょう。

築地川公園水際デッキ：リバービューでゆっくり観覧

中央区の築地にある築地川公園の水際デッキは、近くに市場もある落ち着いた雰囲気の川沿いエリアです。視界が開けていて、花火の打ち上げ会場からも比較的近いため、花火の全貌が見やすいポイントの一つです。

デッキ部分は木製で滑りにくく、足元も快適。近くにはベーカリーカフェや小さな公園もあり、食事やトイレも確保しやすい環境です。のんびりとリラックスして花火を楽しむには絶好のロケーションです。

予約できる席＆プレミアム体験スポット

隅田川花火大会公式桟敷席：価格・予約方法まとめ

隅田川花火大会では、毎年公式の有料観覧席「桟敷席」が販売されます。これらの席は台東リバーサイドスポーツセンターなどに設けられ、花火が正面から見える絶好のポジションが確保されています。価格はエリアや種類によって異なり、1名あたり5,000円〜10,000円ほどが目安です。

抽選制となっているため、応募時期を逃さないことが重要。例年6月中旬〜7月初旬に受付が行われ、公式サイトや郵送で申し込む形式です。座席は全て指定席のため、到着が遅れても問題なし。家族連れや高齢者にも安心な観覧スタイルです。

地元ホテル屋上プラン：部屋＋バルコニー席付き

浅草ビューホテル、第一ホテル両国、THE GATE HOTEL雷門など、花火大会に合わせて屋上や客室からの特別観覧プランを販売するホテルもあります。これらのプランでは、部屋付きの休憩スペース＋バルコニー席からの花火観覧がセットになっており、冷房完備で快適に花火が楽しめます。

特に浅草ビューホテルは、上層階からの眺望が圧巻。花火との距離感もほどよく、音も迫力満点です。食事やドリンクが付いたプランもあり、記念日やお祝いにぴったり。宿泊なしで観覧のみのプランも一部ホテルで提供されています。

川沿い貸切クルーズ船：ドリンク付きプラン徹底比較

「屋形船釣新」や「東京湾クルーズ ZEAL（ジール）」などでは、隅田川花火大会に合わせた特別クルーズを実施しています。料金は1人1万5,000円前後で、船上から花火を鑑賞しながら天ぷらやドリンクが楽しめるのが魅力です。

特にZEALのクルーズは、ドリンク飲み放題やDJ付きのパーティープランなどもあり、若者を中心に人気です。乗船時間は2時間程度で、トイレや冷房付きの船も多数。予約は数ヶ月前からスタートし、早期満席が多いため、公式サイトをこまめにチェックしましょう。

テラス付きレストラン：花火×ディナーを予約で確実に

隅田川周辺のレストランでも、テラス席や窓側席から花火が見えるお店が多くあります。例えば、浅草駅近くの「カフェ・ムルソー」や、「ロックアップ浅草店」などは、花火大会当日に特別コース料理＋観覧プランを提供しています。

これらの店舗では、予約制でしっかり場所を確保できるうえ、料理も楽しめるのがポイント。席数が限られるため、5月〜6月頃からの予約受付スタートを見逃さないようにしましょう。屋外席が苦手な方やゆっくり座って食事をしたい方には特におすすめです。

キャンプチェア持込可能な民間有料席：穴場の“VIPエリア”

近年、隅田川周辺のビル屋上や空き地を活用した「民間の有料観覧席」が注目を集めています。これらの席は、椅子やレジャーシートを持ち込み可能で、比較的自由なスタイルで観覧できるのが特徴。軽食販売やトイレ完備の施設も多く、コスパが良いと評判です。

例年、墨田区役所近くや厩橋周辺などにこうした観覧スペースが開設されます。インスタベースや楽天チケットなどで申し込み可能な場所もあるため、ネットでの情報収集がカギとなります。ゆったりした雰囲気で花火を見たい人には、かなりおすすめの選択肢です。

まとめ：自分だけの花火スポットを見つけよう！

隅田川花火大会は東京の夏を代表するイベントのひとつですが、混雑を避けてゆっくり楽しむためには「事前の下調べ」がカギになります。本記事では、地元民も愛用する静かな公園から、予約可能なプレミアム観覧席、穴場カフェや高台まで幅広くご紹介しました。

特に、川沿いの静かなテラスや、少し距離を置いた公園・橋周辺では、都会の喧騒を離れて花火を楽しめること間違いなし。また、クルーズやホテルの特別プランなどを利用すれば、より快適で特別な体験を得ることもできます。

どのスポットもそれぞれに魅力があり、「誰とどんなふうに見たいか」で選び方も変わります。今年の隅田川花火大会は、自分にぴったりの穴場を見つけて、最高の思い出を作ってくださいね。